ボーイスカウトの二大制度として、【進歩制度】と【班制教育】があります。
スカウト年代の特性にあわせてリーダー的役割があります。
ボーイスカウト全体で共通の制度ですが、班制教育について、文京5団の運用例をご紹介します。

・ビーバー年代(年長1月〜小学2年生)
文京5団ではビックビーバー(2年生)にお世話係ということで模範となるよう集会毎に任命しています。

・カブ年代(小学3年生〜5年生)は、組編成で活動します。その中でくまスカウト(5年生)が組長となります。

組長はしかスカウト(4年生)のときに行われる組長選挙で他のスカウトの前でアピールし、スカウト達の投票を参考に選出されます。
組編成は1年でかわります。組長は1年間固定で、活動の中心となります。
実際の組運営の責任はデンリーダーという大人の指導者が担います。また、ボーイ隊からデンコーチ(主に中1)が派遣され、デンリーダーの協力により組活動を指導し、カブスカウトの進歩に関しての自習を助けることを役割としています。

・ボーイ年代(6年生〜中学3年生)は班制度での活動となり、班長(通常中学2年)が中心となって班をまとめます。カブ年代と違って、連絡網の回覧、班集会の運営等、今まで大人の指導者が行ってきたことをスカウトが自ら行うようになります。
班はボーイ隊(6年生〜中学2年生)では原則ずっと固定です。中学3年生は受験期でもあるため、別の班編制となります。

参考:ボーイスカウト指導者向け機関誌「スカウティング」2015.11 より引用 :